穏やかに過ごしてますー

継続セッション3回目の男性。

ご本人曰く「泣きそうになった」ほどの大きな気づきに至り「全身に入っていた力がフッと抜けて軽くなった」と話してくださった前回のセッションから3週間が経過。

とり「あれからどうですか?」
男性「穏やかに過ごしてますー」
とり「おお、それは何よりです。」
男性「トラブル来い!って思ってるんですけど、何も事件が起こらないんです。」

え?トラブル待ち?笑

とり「トラブルが起きて欲しいんですか?」
男性「トラブルが来れば自分の対処の仕方がどう変わったかとか、わかりやすいだろうなーって思ってたんですけど・・・」

個人で事業を営まれているこの方は、営業先で相手に対して構えてしまうことや、仲間と集まる場で変に見栄を張ってしまうことなど、身の丈以上の振る舞いをしてしまう自分に嫌悪感を抱いていました。また「その(偽りの)自分に追いつかなければ」「周りにいいなと思われるくらいにならなければ」と、焦りや疲れを感じることが多かったのだそうです。
そして「どんな立場の人とでもフラットに接する自分になる」ことを目標に、コーチングセッションに取り組まれてきました。

セッションでは、構えたり見栄を張るきっかけとなっていた感覚がどのように発生していたのか、大元の要因となる出来事や体験、それにまつわる過去の人間関係を洗い出していきました。そして、その出来事や体験をきっかけに『思い込んできたこと』『創り出したルール』に気づいていただき、さらにその出来事や体験が『なんのために自分の人生に必要だったのか』を、とことん考えていただきました。
その男性が無意識下でずっと許せずにいたお父さんに対する想いが、真の理解とともに包容に変化した瞬間、冒頭に書いた『全身に入っていた力がフッと抜けて軽くなった』という体感の変化が起こりました。

意識が根底から変わるとき、自ずと感覚は変わります。
それは、ご本人が心底気づいた時に起こります。
そして、自ら気づくことで初めて、知恵として活かすことができます。

その後この男性は、仕事でもプライベートでも、相手の立場に関係なく人に対して自分の素直な思いを出せるようになったそうです。
「前は連絡するのも緊張するような相手だったのに、連絡してみよう、と淡々とメッセージを送ってました」
「営業先でも構えることなく会話をして、取引先が増えました」
「仕事関係者との飲み会で、売れてないっすよーって、正直に言ってました(前は売れてない時でもそこそこ売れてますと言っていた)」

ご本人としてはセッション期間を3ヶ月(6回)と設定されていましたが、2回のセッションで達成。残りの期間は、さらに容易に前進していただくために、全般的に『限界と感じていること』を洗い出していくことになりました。
もともと実行力のあるタフな方ですから、限界の枠を拡げることでさらに可能性を見出し、仕事もプライベートもより自由に謳歌していくことになるでしょう。
残りのセッションもとても楽しみです。

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